こんにちは。ナミです。
わたしの大好きなアーティスト・MICOちゃんのソロプロジェクト「SHE IS SUMMER」が4月30日に完結します。
現在、SHE IS SUMMERにインスパイアされた作品をWEB上にアップする「SISの卒制」という企画が行われています。
わたしも、ブログでこの企画に参加したいと思います。
わたしは、SISの5年間の活動をほぼリアルタイムで追いかけ続けてきました。
SISは、わたしの考え方や生き方に大きな影響を与えてくれました。
そんなSISとの出会いとともに過ごした記憶をブログとして残したいと思います。
少し自分語りのような内容になってしまいますが、読んでいただけると嬉しいです。
『SHE IS SUMMER』との出会い
わたしが「SHE IS SUMMER」に出会ったのは、2016年の冬頃のことでした。
音楽を流しながら勉強するのが好きだったので、当時YouTubeのシャッフル再生でBGMを流していました。
そんな時に流れてきたのが、SHE IS SUMMERの「とびきりのおしゃれして別れ話を」でした。
キラキラしたイントロに惹かれて、ペンを止めて画面を見ました。
そこには、表情豊かに生き生きと輝く女の子の姿がありました。
その瞬間、心を奪われました。
それは、わたしにとって初めての感覚でした。
曲を聴いていたはずなのに、その曲に合わせて歌ったり踊ったりして女の子を楽しむMICOちゃんに惹かれたのです。
それから、わたしは「SHE IS SUMMER」というアーティストを追いかけるようになりました。
女の子の魅力を詰め込んだ作品たち
SISの作品には、いろいろな女の子が登場します。
これは、「出会ってから付き合うまでのあの感じ」のMV。
「出会ってから付き合うまでのあの感じ」というなんとも言い当てたような感情を表情やダンスなど全身で表現する姿は、女の子のかわいさが詰まっていると思います。
少しアンニュイな雰囲気の「WATER SLIDER」も好きな作品のひとつです。
心沈んだ物憂げな表情や儚さは、どこか美しささえ感じさせます。
そして、沈み込んだ感情からそれを跳ね除けるような意志をサビで表す展開も、女の子の強さが表れていてとても好きです。
SISの作品に登場するのは、笑顔いっぱいのハッピーオーラ全開のかわいいだけの女の子ではありません。
すごく繊細で感受性豊かで、それゆえ悩みにぶつかってしまう弱さもある。
でも、それを跳ね除けるだけのパワーを持っていて、そんな強さがあるからこそ乗り越えた先の笑顔がもっと素敵に見える。
どの女の子も、女の子を精一杯生きて輝いています。
どの一瞬の表情も魅力的なほど輝いています。
言葉にすると何だか胡散臭く聞こえてしまいそうですが、それだけSISの作品には女の子の魅力が詰まっています。
MICOちゃんがサマーちゃんに憧れるように、わたしにとってもMICOちゃんは憧れの存在になりました。
『SHE IS SUMMER』が大切な存在になった日
ただ、わたしは常に熱量をもってSISを応援してきたわけではありませんでした。
いつかライブには行ってみたいと思いつつ、新譜が出たらチェックするくらいでSISの活動を追いかけていました。
わたしのSISへの想いが変化したのは、1年くらい前のことでした。
わたしは、進路の選択に迫られていました。
自分のやりたいことは何だろう?やりがいを感じられる仕事は何だろう?
周りに置いて行かれないように、わたしも必死でした。
就職というものが人生を決める一大イベントだと思ったからです。
でも、どこか自分の中にもやもやとした違和感を感じていました。
それと同時に、世の中はコロナ禍に。
リモートLIVEやYouTubeが広まったことで、有名人との距離が近くなりました。
そんな中で、MICOちゃんのインスタLIVEやYouTubeを見るようになり、彼女のパーソナリティについて知る機会が増えました。
そこでMICOちゃん自身の魅力をより感じるようになりました。
それまでは、あるシチュエーションの女の子をMICOちゃんが演じているという印象がありました。
しかし、MICOちゃんの根幹にある考え方に触れてから、MICOちゃんという一人の女の子に興味を持つようになりました。
そして、MICOちゃんのさまざまな考え方に触れる中で、「暮らし」の大切さを感じるようになりました。
暮らしを大切にして生き生きと生活するMICOちゃんが、わたしにはとても魅力的に映りました。
ああ、わたしが目指したい生き方はこれなんだなと気付きました。
自分の夢や目標はどこか仕事と結び付けてしまいがちですが、その着地点を仕事ではなく日々の暮らしにしてもいいのだと思うようになりました。
それから、SISの楽曲の聴こえ方も変わってきました。
それまで理想の女の子を疑似体験させてくれたSISの曲たちが、暮らしに馴染むような身近なものになったのです。
とても感覚的なものなので表現するのがとても難しいのですが…
それまでは「SHE IS SUMMER」の世界観の中に迷い込んで、非日常を楽しむという感覚でした。
でも、MICOちゃんの核の部分を知ってから、SISの曲を聴くことでMICOちゃんの視点に触れることができ、その視点で今自分が生活している世界を見ることができるようになりました。
そして、この視点はわたしの見る世界を変えてくれたのです。
日の光の柔らかさや季節とともに移ろう自然の美しさ、静かにひとり過ごす夜のひと時の尊さ…
何気ない日常の美しさや喜びに気付かせてくれます。
それは、まさにいつも通りの毎日を特別なものに変えてくれる魔法でした。
「SHE IS SUMMER」によって彩られるわたしの暮らしは、もっともっと大切なものに変わっていったのです。
『SHE IS SUMMER』の完結、そしてわたしの決断
SISの存在が大きくなり、より身近なものとなっていたある日。
わたしは、『SHE IS SUMMER』の完結を知ります。
その知らせを聞いた直後は、とても悲しいというか寂しい思いでいっぱいでした。
でも、それと同時に少し運命的なものも感じました。
というのも、SISの完結が発表される1ヶ月程前、私自身も大きな決断をしていました。
詳しいことは言えませんが、わたしは人とは違う道を進むことを決めました。
その決断の過程でもSISは大きく関わっていて、自分の思い描く未来へ踏み出す勇気をくれました。
わたしもMICOちゃんも、同じタイミングで次のドアを開こうとしていたのです。
SISに出会えてここまで好きになれたことは必然のように感じられました。
それと同時に、わたしの決断も正しいものだったと信じられるようになりました。
ラストライブ『Where is my DOOR?』へ
SISの完結と同時に発表された有観客でのラストライブ『Where is my DOOR?』。
いつかは…と後回しにしていましたが、最後にMICOちゃんのパワーを生で感じなければと思い、すぐに行くことを決めました。
ライブ当日、初めてのこと尽くしでした。
ライブが始まる前にこんなに緊張したのは初めてでした。
感情が渋滞しすぎて、始まるまでずっとソワソワしていました。
そして、ライブが始まりMICOちゃんの姿を初めて目にしたとき、涙が溢れてきました。
この時は、やっとMICOちゃんに会えたという喜びよりもSISが終わってしまう悲しさのほうが大きかったです。
でも、MICOちゃんがマイクを握り歌い始めた瞬間、そんな悲しみもどこかへ飛んでいってしまいました。
それくらい大きなパワーを感じられたのです。
わたしも、笑顔にならずにはいられませんでした。
ライブが終わったとき、わたしのなかに寂しさなんてありませんでした。
これからもMICOちゃんはもっと素敵な景色を見せてくれると確信できたからです。
それと同時に、今日見た景色や感情を忘れずにいようと思いました。
『SHE IS SUMMER』へ、最初で最後のプレゼント
ラストライブへの参加が決まったとき、SISへの感謝の気持ちをプレゼントで伝えたいと思いました。
このプレゼントも、このブログの文章とは別のSISの卒制です。
わたしは、プレゼントとして花束と石けんを選びました。
花束は、MICOちゃんをイメージした花束をデザインしてもらいました。
カラフルでキュートな花束で、わたしも気に入っています。
石けんは、ラストアルバム『DOOR』のリードトラック「HOLY HOUSE」のMVに出てきそうなパッケージのデザインを選びました。
チューリップの柄も「綺麗にきみをあいしていたい」のMVっぽくて素敵だなと思いました。
引き出しに入れてフレグランスとしても楽しめるそうです。
どちらも消耗品ですが、暮らしを豊かにしてくれるものです。
わたしにとって、SISの音楽も暮らしを豊かにしてくれるものでした。
だから、このお花の可憐さや石けんの香りでMICOちゃんの暮らしがより豊かで素敵なものになればという願いを込めて選びました。
暮らしの大切さを気付かせてくれたSISへの最初で最後のプレゼント。
これが、わたしの「SISの卒制」です。
『SHE IS SUMMER』、今までありがとう。
ここまでわたしとSISの物語を振り返ってみて改めて思ったのは、『SHE IS SUMMER』を好きになれる自分でよかったということです。
SISとの出会いを手繰り寄せ、そしてSISの素晴らしさに気付くことができた自分の才能は本当に愛おしいものだと思えます。
そんな風に思わせてくれたSISには、感謝してもしつくせません。
SISが完結しても、作品は残ります。
それが音楽の素晴らしいところだと思います。
これからもずっと音楽という形で、SISを経験することができます。
わたしたち個々人のSISは完結しません。
そして、何よりSISを経たMICOちゃんという存在がいます。
プロジェクトが終わっても、SISというバックグラウンドを持ったMICOちゃんは生き続けます。
わたしは、それを追いかけるのみです。
そして、1人のファンとしてSISの作品に触れ続けることでMICOちゃんの「HOLY HOUSE」でありたいと思います。
私自身もMICOちゃんのような輝く素敵な女性を目指して、自分の道を突き進んでいきます。
最後に、『SHE IS SUMMER』今までありがとう。
これからもわたしの暮らしを彩り続けてね。
コメント