こんにちは。ナミです。
先日、世田谷美術館で開催されている『アイノとアルヴァ 二人のアアルト フィンランド―建築・デザインの神話』に行ってきました。
artek(アルテック)やittara(イッタラ)といった北欧ブランドのデザインを手掛けたアアルト夫婦の功績をまとめた展覧会です。
このグラスを見たことのある方も多いのではないでしょうか?
今日本でも人気の高い北欧インテリアですが、その実用性や機能性、自然との関わりなど、北欧独自の考え方に触れることができる面白い展覧会でした。
個人的にかなり気に入った展覧会です。
北欧好きな方必見の展覧会です。
撮影可能エリアの写真もたくさん紹介します。
合わせてこちらもご覧ください。
TOCO LIFEさんのYouTubeチャンネルにて、わたしのお部屋を紹介して頂きました!
Woman.channel さんのYouTubeチャンネルにて、お部屋をご紹介頂きました!
『アイノとアルヴァ 二人のアアルト』の見どころ
展覧会会場に入る前に、アルテックの家具を用いた2種類のルームセットがお出迎えしてくれます。
北欧インテリアらしい木材を用いたシンプルなデザインです。
こちらはダイニングルーム。
北欧インテリアといえば照明ですよね。
美しいランプシェードも間近で見られます。
曲木の曲線が美しいアームチェア。
ここに展示されている椅子には、実際に座ることができます。
展覧会会場に入ると、アアルト夫妻がデザインしたインテリアの実物や設計図などが展示されています。
こちらは、アアルト一家が住んでいたアアルトハウスのスケッチ。
アアルトハウスのリビングも再現されています。
妻のアイノは、子供用の家具も多く手掛けていたようです。
印象的だったのは、ニューヨーク万国博覧会のフィンランド・パヴィリオンの設計。
予算の関係で既にある建物を使って展示を行うことになった際、建物の隅を感じさせないような角度のある曲線的な壁を作ったのだそう。
模型でも再現されています。
会場内にも再現されていました。
こちらは、マサチューセッツ工科大学の学生寮・ベイカーハウスの模型。
うねうねとした建物の形が特徴的です。
これは、なるべく多くの部屋が川の景色を見られるようにするために設計されています。
建築の奥深さを感じられます。
スケッチも展示されていました。
イッタラの食器や花瓶も展示されています。
積み重ねた姿がとても美しいです。
この器を作るための型も展示されていました。
制作風景の映像も流されていて面白かったです。
『アイノとアルヴァ 二人のアアルト』のチケット情報
『アイノとアルヴァ 二人のアアルト』は、オンラインでの事前予約が必要となっています。
また、2021年4月18日現在、5月23日(日)入場分までのチケットが発売中です。
5月25日(火)~6月20日(日)入場分については、4月25日(日)12:00より受付開始です。
オンラインでの事前予約
事前予約制のチケットは、こちらのサイトから購入できます。
世田谷美術館|オンラインチケット販売 (e-tix.jp)
支払い方法は、クレジットカードまたはd払いです。
入場時間は、次のように分かれています。
【4月23日まで 】
A 10:00~12:00
B 12:00~14:00
C 14:00~16:00
D 16:00~18:00
【4月24日以降 】
A 10:00~11:00
B 11:00~12:00
C 12:00~13:00
D 13:00~14:00
E 14:00~15:00
F 15:00~18:00
入場料
【3月20日(土・祝)~4月23日(金)ご入場】※期間限定チケット
一般:1,000円 / 65歳以上・大学・高校生:800円 / 中・小学生・障害者:500円
【4月24日(土)~6月20日(日)ご入場】
一般:1,200円 / 65歳以上:1,000円 / 大学・高校生:800円 / 中・小学生・障害者:500円
『アイノとアルヴァ 二人のアアルト』の混雑状況
わたしは、4月中旬の水曜日14時からの回に訪れました。
待ち時間なしで入れました。
ただ、会場内は思ったより混んでいてびっくりしました。
特に、前半の撮影禁止エリアが混んでいた印象です。
人の流れに乗って進んでいくといった感じでした。
入場料値上げ間近だったからでしょうか。
ゆっくり楽しみたい方は、4月24日以降の訪問がいいかもしれません。
『アイノとアルヴァ 二人のアアルト』の所要時間
ゆっくり鑑賞しながらで、滞在時間は1時間半でした。
混み具合にもよりそうですが、休日に訪れる予定の方は余裕を持って行ったほうが良さそうです。
『アイノとアルヴァ 二人のアアルト』のお気に入りの1枚
久々にポストカードに出会えたので紹介します。
毎回、一番気に入った作品のポストカードを購入しています。
今回も印象的な作品が多かったため1枚に絞れず…
ということで、2枚購入してきました。
1枚目は、スタッキングできるスツールのポストカード。
今となっては当たり前に思えるものですが、合理的なデザインを追求する北欧らしい作品だなと思い選びました。
積み重ねた様子もとても美しいです。
こちらは、撮影不可のエリアに展示されていました。
2枚目は、バイミオのサナトリウム1階天井色彩計画のポストカードです。
こちらも、撮影禁止エリアに展示されています。
患者それぞれの部屋の天井を塗り分けた図です。
このサナトリウムの設計はアルヴァの代表作ですが、細部まで患者さんのための配慮がされており、建築はこんなところまでデザインするのか…!と驚かされました。
このサナトリウムの秘密は、ぜひ会場で感じてほしいです。
ポストカード以外にも、ノートやファイルなども販売していました。
もちろん、図録も販売されています。
さらに、会場内に展示されていた一部家具やポスターなども販売されていました。
ショールームに来た感覚で楽しめます。
『アイノとアルヴァ 二人のアアルト』の基本情報
『アイノとアルヴァ 二人のアアルト フィンランド―建築・デザインの神話』
会場:世田谷美術館1階展示室(アイノとアルヴァ 二人のアアルト | 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM)
アクセス:
東急田園都市線「用賀」駅より東急バス美術館行き「美術館」下車徒歩3分(1時間1~2本)
小田急線「成城学園前」駅より東急・小田急バス渋谷駅行き「砧町」下車徒歩10分(約5分〜10分毎)
小田急線「千歳船橋」駅より東急バス田園調布駅行き「美術館入口」下車徒歩5分(1時間 2〜3本)
東横線「田園調布」駅東急バス千歳船橋行き「美術館入口」下車徒歩5分(1時間 2〜3本)
会期:2021年3月20日(土・祝)~ 6月20日(日)
休館日:毎週月曜日(祝・休日の場合は開館、翌平日休館)※5月3日(月)は開館、5月6日(木)は休館
開館時間:10:00~18:00(最終入場は17:30まで)
チケット:日時指定予約制
備考:一部写真撮影可・動画撮影は不可
あわせてこちらもご覧ください。
『アイノとアルヴァ 二人のアアルト』の展覧会概要
アイノ・マルシオ(1894-1949)が、まだ無名の建築家・アルヴァ・アアルト(1898-1976)の事務所を訪ねたのは1924年のことでした。アイノはそこで働きはじめ、ふたりは半年後に結婚します。アイノがパートナーになったことで、アルヴァに「暮らしを大切にする」という視点が生まれ、使いやすさや心地よさを重視した空間には、優しさと柔らかさが生まれます。
やがて国際的潮流となった合理主義的なモダニズム建築の流れのなかでも、ヒューマニズムと自然主義の共存が特徴として語られるアアルト建築は、独自の立ち位置を築きました。実用性や機能性を重視するモダニズムの理論は、ふたりのヴィジョンとも重なるものでしたが、夫妻は自国フィンランドの環境特性をふまえ、自然から感受した要素をモティーフとしたデザインを通じ、彼らなりの答えを探求していきます。アイノは54歳という若さで他界しますが、ふたりが協働した25年間は、かけがえのない創造の時間となりました。
互いの才能を認めあい、影響しあい、補完しあいながら作品をつくり続けたアアルト夫妻。本展は、これまで注目される機会の少なかったアイノの仕事にも着目することで、アアルト建築とデザインの本質と魅力を見つめ直し、新たな価値と創造性を見出そうとするものです。2020年にギャラリーエークワッド、竹中大工道具館にて開催した先行企画で展示された作品資料も網羅するほか、長年遺族のもとで保管されてきた初公開資料などもご紹介します。
(展覧会公式HPより引用)
今回は、世田谷美術館で開催中の『アイノとアルヴァ 二人のアアルト フィンランド―建築・デザインの神話』について紹介しました。
おすすめの展覧会ですので、ぜひ行ってみてください。
InstagramやTwitterでも、アートやインテリア、ファッションについて投稿していますので是非ご覧ください!
Instagram:@_seasidememories_
Twitter:@_sea_73_
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント