こんにちは。ナミです。
先週『DOMANI・明日展』を見に国立新美術館に行ってきたばかりですが、また行ってきました笑
お目当ては、今話題の『佐藤可士和展』です。
日本を代表するクリエイティブディレクターの佐藤可士和さんは、ユニクロや楽天のロゴなどわたしたちの身の回りのあらゆるものをデザインしています。
美術にあまり興味のない人や普段美術館に行かない人でも楽しめる展示になっていました。
展示会を覗いている気分で是非ご覧ください!
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佐藤可士和さんってどんな人?
佐藤可士和さんは、博報堂を経て現在自身が設立したクリエイティブスタジオ「SAMURAI」で活動するクリエイティブディレクターです。
そもそも、クリエイティブディレクターとはどんな仕事かご存知ですか?
クリエイティブディレクターは、もともと広告制作を行うチームのリーダーのことで、視覚表現を担当するアートディレクターや文章表現を担当するコピーライターなどの専門スタッフをまとめる人を指しました。
しかし、1990年代にファッション業界で服飾デザイナーがクリエイティブディレクターとなり、広告だけでなく、ブランドコンセプトの構築や服のデザイン、店舗設計などトータルに監修を行うようになりました。
佐藤可士和さんは、日本での広告の枠を超えた企業や商品のトータルブランディングを行った先駆者なのです。
そして、佐藤さんは「伝えるべき情報を整理してその本質を抽出し、誰もが一目で理解できる視覚言語・記号に置き換え、広く伝達する」という考え方を用いてデザインを行っています。
それが端的に表れているのが、アイコン制作です。
これらの見覚えのあるアイコンは全て佐藤さんがデザインしたものです。
この考え方はデザインにとどまらず、わたしたちの生活のあらゆる面に影響を与えています。
『佐藤可士和展』の見どころ
ここからは、展示作品を紹介していきます。
今回の展示は、THE SPACE WITHIN, ADVERTISING AND BIYOND, THE LOGO, THE POWER OF GRAPHIC DESIGN, ICONIC BRANDING PROJECTS, LINE/FLOWの6つのブースに分かれています。
THE SPACE WITHIN
このブースには、佐藤さんの幼少期の作品や、博報堂入社当時マッキントッシュで初めてデザインした作品などが展示されています。
ADVERTISING AND BIYOND
佐藤さんは、従来の広告展開の主軸であったテレビ、ラジオ、新聞、雑誌以外の方法で人々にイメージを発信しました。
代表的なのは、このSMAPのプロジェクト。
アルバムのメインビジュアルにはメンバーの写真を使わず、赤・青・黄の3色でSMAPというブランドを表現しました。
さらに、この3色をを用いて街中のビルボードやポスターなどをジャックし、街全体をマスメディアにしたのです。
この光景はテレビニュースで報道され、全国に拡散されました。
SNSもスマホもなかった時代に、インスタ映えと同じような方法で情報が拡散されていったのです。
普段広告に影響される側のわたしたちがそのカラクリを知るというのは面白いなと思いました。
街の中に突如現れた違和感に注目してしまうというのは、人間がいかに視覚情報に依存しているかを物語っていますね。
THE LOGO
このブースでは、佐藤さんがデザインしたロゴが巨大なインスタレーションとして展示されています。
一度は目にしたことのあるロゴばかりです。
どれも一度目にしたら忘れられない簡潔明瞭な造形と色彩が特徴的です。
確かに、これらの見知ったロゴたちはただ知っているというだけでなく、何のロゴかというのもわかるほど記憶に残っています。
ロゴが自分たちの生活にいかに身近かというのを思い知らされました。
THE POWER OF GRAPHIC DESIGN
このブースでは、佐藤さんがプロデュースするプロジェクトの発想のベースとなっているグラフィックデザインが展示されています。
ICONIC BRANDING PROJECTS
佐藤さんは、企業以外にも教育機関や伝統文化などさまざまな領域でブランディングに携わってきました。
このブースでは、これまで行ってきたブランディングプロジェクトの数々が展示されています。
特に印象的だったのは、東京都立川市の「ふじようちえん」のリニューアルプロジェクト。
子どもたちが行きたくなる幼稚園づくりをテーマに、「園舎自体が巨大な遊具」となる設計を行いました。
「デザイン」が秘めるパワーに驚かされました。
LINES / FLOW
最後のブースでは、佐藤さんの最新のアートワークが展示されています。
本展のキービジュアルであり直線のみで構成された「LINES」と、紙に触れることなく重力と動力だけで描かれた「FLOW」の対比的な2シリーズです。
展示会場を出ると、佐藤さんの代表作の一つであるユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」の本展限定ストアが見えます。
こちらは、チケットがなくても入ることができます。
『佐藤可士和展』おすすめの楽しみ方
本展は、自分のスマートフォンで音声ガイドを聞くことができます。
それぞれのプロジェクトやアートワークに込められた思いを佐藤可士和さん本人の声で聞くことができます。
特に、3つ目のブース「THE LOGO」の音声ガイドでは、見慣れたロゴにどんな情報が凝縮されているのかを知ることができ、とても面白かったです。
音声ガイドを利用したい方は、イヤホンを持参することをおすすめします。
『佐藤可士和展』のチケット情報
『佐藤可士和展』は、2021年3月15日現在、時間指定による入場を行っています。
チケットの購入方法は、オンラインでの事前予約とインフォメーションカウンターでの当日券購入の2種類があります。
オンラインでの事前予約
事前予約制のチケットは、
の3か所で購入することができます。
ただし、チケットぴあと楽天チケットはQRコードに対応しておらず、発券/引取手数料などがかかってしまいます。
そのため、展覧会オンラインチケットでの購入がおすすめです。
当日券
当日券は、国立新美術館・中央インフォメーション横で販売しています。
ただし、当日券は来館時に予定枚数が終了している場合があるので注意が必要です。
オンラインでの事前予約をしておいた方が安心です。
入場料
一般 1,700円 / 大学生 1,200円 / 高校生 800円(中学生以下、障がい者手帳をご持参の方は入場無料)
『佐藤可士和展』の混雑状況
わたしは、3月中旬の金曜日14時からの回に訪れました。
待ち時間は10分ほどで入れました。
ただ、当日券の場合はチケットを買うのにも少し時間がかかりそうです。
(わたしが訪れたときもチケット売り場は並んでいました。)
混雑緩和のためにも、ネットで事前にチケットを購入しておいた方がよさそうです。
また、人気の展示のため会期終了間近は混雑が予想されます。
早めの来場がおすすめです。
『佐藤可士和展』の所要時間
ゆっくり鑑賞しながらでしたが、滞在時間は2時間弱でした。
会場が広いので、少し時間がかかりそうです。
お気に入りの1枚
毎回、一番気に入った作品のポストカードを購入しています。
しかし、佐藤可士和さんの作品が個人的にどれも好きで、今回は1枚に絞れず…
ということで、2枚購入してきました。
1枚目は、本展のメインビジュアル「LINES」です。
展示ではインスタレーションでしたが、ポストカードになってもアイコニックな印象は変わらず、素敵だなと思いました。
2枚目は、佐藤さんが手掛けたロゴの数々です。
個人的に楽天のロゴの展示が印象的だったので、これを選びました。
開催概要
『佐藤可士和展』
会場:国立新美術館 企画展示室1E(国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO (nact.jp))
アクセス:乃木坂駅直結、六本木駅から徒歩約5分
会期:2021年2月3日(水)-5月10日(月)
休館日:毎週火曜日
※ただし、2月23日(火・祝)、5月4日(火・祝)は開館、2月24日(水)は休館
開館時間:10:00-18:00
チケット:オンラインチケット、当日券
一般 1,700円 / 大学生 1,200円 / 高校生 800円(中学生以下、障がい者手帳をご持参の方は入場無料)
備考:写真撮影可(一部エリア除く)
今回は、『佐藤可士和展』について紹介しました。
よく見るロゴの見方が変わり、帰りに街を歩くのが楽しくなる展示でした。
普段美術館に行かない人にこそおすすめしたいです!
InstagramやTwitterでも、アートやインテリア、ファッションについて投稿していますので是非ご覧ください。
Instagram:@_seasidememories_
Twitter:@_sea_73_
今日はぽかぽか陽気ですね…
— 73(ナミ) (@_sea_73_) March 14, 2021
ようやく春服の出番がやってきた。
こちら、わたしのお気に入りの新入りちゃんです💁♀️ pic.twitter.com/SOAPj1XU0B
最後までお読みいただきありがとうございました!
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