こんにちは。ナミです。
わたしは、日々生活しているなかで「当たり前」や「常識」と思われている考え方に違和感を覚えることがあります。
その一つが、「休む」ということ。
皆さんは、休むことはいけないことだと思いますか?
逆に、休まずに何かを続けることは偉いことだと思いますか?
今日は、わたしの実体験から感じた「休む」ことに関する違和感についてお話します。
わたしは、今年の4月から大学を休学しています。
理由は、ちょっとした身体的な病気とそれに伴う精神的ストレス。
手術が必要だったり命に関わるような大病ではないので、他人から見れば大したことでは無いように見えるかもしれません。
でも、病気について考えると精神的に追い込まれてしまい、学業にも支障が出るようになりました。
夜も眠れなくなったり、通常通りに生活することが苦しくなったため、わたしは休学を相談することにしました。
しかし、病院の先生にも学校のカウンセラーさんにも同じ反応をされました。
「とりあえず、休学はもうすこし様子を見てから考えましょう。」
そう言われました。
病気の発症からは5ヶ月ほど経っていました。
このとき、わたしは「休むのは最悪の場合の手段だから、本当にその手段を使わなきゃいけないかよく考えてからにしようね」と言われた気分でした。
とにかく、「休むのはいけないこと」と否定された気がしました。
それから、わたしは病院の先生やカウンセラーさんに休学について相談することをやめました。
話してもまた否定されて、自分がつらい思いをするだけだから。
幸い、両親は休学に賛成してくれたので、無事休学することができました。
病院の先生やカウンセラーさんには、事後報告という形になりました。
わたしが社会人だったら、お医者さんたちの言葉にも少しは納得できたかもしれません。
休んでいる間はお給料を貰えないか減給になるし、同僚に多少の迷惑をかけることになります。
だとしても、本人が休みたいと思っているのに、それでも学校に通い続けたり働き続けることを優先して考えるのが誰にとっても最適解なのでしょうか?
そもそも、休み過ぎて困ることはないと思います。
休めば、必ず健康が手に入ります。
そして、そのうち「復帰しよう」と思えるタイミングが来るはずです。
大学生なら勉強はしたいタイミングでするべきだし、社会人でも誰か1人が抜けても仕事が回るようにするのは会社の責任です。
命に関わるような理由であれ、些細なことであれ、すこし休養が欲しいと思って休むことは何も悪いことではないと思います。
なんだかこの世界には、「休むことはいけないこと」で、「休まずに頑張り続けることは偉いこと」という常識があるように思います。
でも、この常識を盲信しすぎて、体調が悪いのに無理して働いたり身体を壊したりということがよくあります。
休んだら周りに何を言われるかわからないとか、甘えかもしれないとか、そういう考え方に縛られて結果的に自分を苦しめることになるのがいいことだとは思えないのです。
その頑張りは、自分の身体より大切なものなのか?
このタイミングで休むことはいけないことなのか?
時には、固定観念にとらわれずに考えることが必要かもしれません。
わたしは現在休学中ですが、休みを取って良かったなと思います。
一度タスクやコミュニティから離れたことで、精神的にかなり楽になりました。
それだけでなく、「やらなきゃいけないこと」が無くなったことで自分が本当にやりたいことや興味のあることが見えるようになりました。
ただ自分を休めるだけでなく、自分と向き合うためにも大切な時間になったと思います。
簡単に休むことができない今、意識的に休むことが必要だと感じました。
体のためにも、心のためにも。
休みを作る。
実は頑張ることより難しくて、大切なことかもしれません。
必要なときに気兼ねなく休める世界であってほしいと思います。
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