Photo by さしみ (Instagram ＠bee_toming)
こんにちは。ナミです。
突然ですが、皆さんは自分のことが好きですか？
わたしは、好きよりも嫌いな気持ちが大きいし、長所を自信を持って言えるタイプでもないです。
自己肯定感は高いほうがいいけれど、そうだとわかっていても自分のことを認めてあげるのは本当に難しい。
わたしも、今まで自分に呪いをかけ続けてきました。
でも、最近やっと自分を肯定できるような考え方にたどり着きました。
この考え方を見つけてから、今まで好きになれなかった自分も悪くないと思えて、すこし自分を受け入れられるようになりました。
もちろん、この考え方が誰にとっても最適解だとは言えません。
でも、誰かのヒントにはなるかもしれません。
だから、わたしと同じように自分に呪いをかけてしまっている人のために、
そして、自分がいつかまた自分の愛し方を忘れてしまったときのために、
ここに書き記しておきたいと思います。
なぜ、自分嫌いになってしまうのか。
本題に入る前に、自分嫌いになってしまう理由について考えてみたいと思います。
これはわたしの個人的な考えですが、自分の気質や性格などの内面的な問題とそれによって生じた失敗などの負の経験が原因になりやすいのかなと思います。
わたしの場合は、自分の神経質なところが自己肯定感の低さに影響していると思います。
わたしは、とにかく自分の身の回りのことが気になります。
他人からどう思われているか、自分の評価、他人が不機嫌になっていないか…。
こういうことを誰よりも敏感に察知して、そのことに対してさらに頭を使ったりします。
恥ずかしいことはしないようにと行動を改めたり、
周りからの評価が上がるように努めたり、
他人の気分を害さないような行動を取ったり、など。
こうやって神経質に生きていると、どうしてもネガティブな情報に敏感になってしまいます。
自分は迷惑をかけているかもとか、自分のせいであの人の機嫌が悪いのかもとか。
人はポジティブなことよりネガティブなことに反応しやすいと心理学でも言われているから、ある意味当然のことなのかもしれません。
こんな風に、自分の内面性が自己肯定感を下げる要因になるわけです。
さらに、こういった内面的な問題が引き金となって、さらに自己肯定感を下げてしまうことがあると思います。
先ほどのわたしの例に戻ると、神経質な気質が原因となって、自己肯定感を下げるような経験が起こりました。
神経質であるということは、常に刺激に反応しているということです。
つまり、わたしは神経質でない人より頭を使っているのです。
だから、わたしはストレスを感じやすく、人より疲れやすいのです。
今は、自分が疲れやすいことも疲れやすい原因も理解できていますが、このことが理解できていない頃は、自分を傷付けるような思考に陥っていました。
わたしは、どうしても学校に行きたくないなと思ってしまう日があります。
学校が嫌いなわけでも、体調が悪いわけでもありません。
でも、なんだか身体が重くて、休みたいと思ってしまうのです。
そういう日は学校を休んだり、遅刻して学校に行ったりしていました。
でも、ほとんどの人は風邪をひいたとき以外は毎日学校に通っています。
なのに、どうしてわたしはこんな理由で休んでしまうんだろう。
自分が甘えてるだけなんじゃないか。ストレス耐性が無いんじゃないか。
だったら、もっと頑張らなきゃ。
もっと自分に厳しくしなきゃ。
そんな風に考えていました。
わたしがみんなと同じように学校に行けない日があるのは、人よりストレスや疲れを感じやすいからです。
でも、そのことを周りと比較してしまうと、自分は怠けているとか、自分を否定するような考え方に結び付いてしまいます。
そして、もっと頑張らなきゃと自分を追い込んで、さらにストレスを感じて、出来ない自分に落ち込んで…。
そういう経験を積み重ねることで、どんどん自己肯定感が下がっていきました。
このように、自分の内面性とそれがきっかけとなった負の経験の積み重ねによって、自分嫌いが加速していきました。
そのほかにも、日本という環境が自己肯定感を下げる一因になる気がします。
（わたしは海外で生活したことがないので、これが正しいかはわかりませんが…。）
日本には、謙虚でいることや謙遜することが美徳とする文化がありますよね。
逆に、自信がありすぎるとナルシストと揶揄されたりして。
謙虚でいることが悪いことだとは思わないけれど、こういう文化を盲信するあまり必要以上に謙遜してしまって、自分を傷付けていることもあるんじゃないかと。
わたしも、神経質で周りの目を気にするタイプなので、少なからずこういう日本の文化に影響されていたと思います。
そう考えたら、自分嫌いになってしまうのも仕方ないのかもと思ったりもします。
自分を好きになるヒントは「心から好きなものを見つけること」。
ここまで読んでいただくと、わたしの自己肯定感がいかに低いかがお分かりかと思います。笑
でも、ある考え方にたどり着いたことで、自分を少し認められるようになりました。
見方を変えるという、考えすぎさんの必殺技です。
自分を好きになるヒントは、「心から好きなものを見つけること」にあります。
どういうこと？？？と思った方も、もう少しお付き合いください。
皆さんが心から好きだと思えるものを思い浮かべてみてください。
好きなアーティストや曲、趣味、友達など、なんでもいいです。
どんなに自分のことが嫌いでも、これらの物事が好きだと思う気持ちは裏切らないでしょ???
でも、何かを好きになることって、当たり前ではないと思うんです。
例えば、あなたが大好きな友達をこの世界のすべての人が好いているわけではありません。
その友達とどうしても合わなくて、仲良くなれない人もいます。
あなたが心から好きだと思っているアーティストの曲の良さを理解できない人もいます。
シャッフル再生で聴いたとしても、その曲に何か感じることもなく、無関心だったり聴いたことすら忘れてしまう人もいるでしょう。
何かを好きになるとき、その原因は自分自身にあることが多いです。
自分では短所だと思っていた性格や過去の苦い経験がきっかけになっていることも多々あります。
わたしの場合は、自分が好きになるアーティストさんは、自分と同じような性格や過去の苦い経験をしている人が多いです。
その人たちが作る曲は、彼らと通ずる部分があるだけにすごく心に刺さります。
それと同時に、「この曲を好きになれてよかった」と心から思います。
心から好きだと思えるものに出会うための切符が、自分の内面性や過去の経験だとしたら…。
それが自分にとって欠点だったとしても、欠点をもった自分も少しは認めてあげられるのではないでしょうか？
わたしの好きなアーティストSHE IS SUMMERの「嬉しくなっちゃって」という曲に、
「君と出会えた 僕の才能」という歌詞があります。
何かとの出会いを引き寄せることを「才能」と呼ぶこの歌詞が、わたしは大好きです。
それと同様に、何かを好きになることもまた「才能」だと思います。
その対象を好きになることは誰でもできることではないし、好きになる理由は自分の中にあるからです。
「好きになる」という才能のいとしさに気付ければ、今までとは違う視点で自分を愛することができるのではないでしょうか？
今回は、自分の愛し方についての自分なりの考察をお話しました。
なにか参考になったり、気付いたりしたことがあったでしょうか？
「心から好きだと思えるものが思いつかなかった…」という方も、落ち込まないでください。
好きなものがないと自分を絶対に好きになれないわけではないし、これはあくまでも個人的な意見です。
それに、もしかしたらまだ心から好きと思えるものに出会えていないだけかもしれないし、身の回りにあるのに気付けていないだけかもしれません。
そのことを頭の片隅に置いて過ごすだけでも、何か変わるかもしれません。
今でも、自分のことを自信を持って好きだということはできません。
でも、一つでも自分を認めてあげられるポイントがあるだけで、心が楽になります。
考え方を変えるだけで、見ている景色が変わります。
この文章が、みなさんの見ている景色を変えるようなきっかけを作ることができていたら嬉しいです。
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました！
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